4時26分

自分のベッドで寝ていると、ふと目が覚める。寝心地が悪いと思ったら、ベッドの上半分にほとんど横になるようにして寝ていた。当然下半身はベッドの外だ。そりゃ身体も痛いわなと思い身体を起こそうと思うが、ふと人の気配。足元に弟が座っていた。身体が硬直する。動けずにいると弟は自室に戻っていった。な、な、なんだったんだろう。動揺と気持ち悪さを残してまた眠りにつく。しかしまたもや起きる。今度は父親。ドアの隙間からこちらを見ていた。気づいた瞬間びくり。それを見た父親部屋に侵入。あまりの気持ち悪さに私は叫ぶ。小学校から使ってるカラーボックスの中に置いていたぬいぐるみを次々投げ捨て父親にぶつける。怯み退出する父親。ぬいぐるみが欲しいならどれでも持っていけ!ぬいぐるみを棚に戻しながら、このプーさんは高校のときはじめてできた彼氏にもらったんだっけ…。と考えていると、スヌーピーが欲しいと父親。このスヌーピーは誰からもらったんだっけ…と考えてはたと気づく。これはだめ!もうさっさと出てって!強引に扉の外に押しやってピシャリと扉を閉める。父親の手が挟まり、思わず閉める力を弱めた瞬間、隙間からニタリと笑うハゲ面。キモッ!今度はめいっぱいの力で扉を閉める。ばちんと音がして挟まる父親の指と足。これはさすがに痛そうだ。しかし情けは無用。ギリギリと扉を閉める力を強めると諦めたのかようやく退散した。