2002-06-01 ガムテープ あなたはガムテープであたしの口を閉ざした。あたしはいつものように嫌がってみせた。 あたしには光が見えない。見えるのはあなたの体の温もり。 ガムテープで塞がれたあたしの口の横の頬に耳に首に、あなたはキスする。 いつものように手早くじらしながらあたしの衣服を剥いでゆく。 あなたの息が首から胸へ下腹部へ。 あたしには光が見えない。見えるのはあなたの温もり。 それでもあたしは濡れているのかしら。 あなたはあたしに構いもせず、尚ガムテープを巻いてゆく。